DJI RS3の製品概要
ドローンでも有名なDJI、2022年最新のカメラスタビライザーになります。
DJI RS2と比較して、正直目新しい進化点は感じられませんでしたが、より滑らかな映像を撮影すべく迷った末に購入してみました。
どんなカメラを搭載したのか?

「Canon R5」のミラーレスカメラを搭載しました。
今まではDJI RS2 +Canon R5の組み合わせで様々なロケーションで撮影してきました。
なぜRS2からRS3にしたのか?
正直、DJI RS2のままでも十分に満足しており、RS3を買う明確な理由はありません。
強いてあげるなら次の理由になります。
- 機材を新しくしたいということ
- ジンバルが軽くなること
- RS2よりブレ補正がパワーアップしてると思った。
いろいろと理由はありますが、一番期待していることが「ブレ補正」がより優秀になっていることを期待しているためですね。
ただブレ補正はRS2の時点でも申し分なかったですが、より滑らかな映像を撮れるようになりたいという欲求がつよかったためです。
この辺りはカタログスペックや通常の機材レビュアーではわからない部分です。
RS3 PROではなくRS3にした理由は、普段使用しているカメラ重量に対して十分すぎるほどの積載荷重であったためです。
RS2を購入した際は、コンボセットなど必要以上に様々なセットで購入してしまいましたが、結局使ったのはジンバル本体のみ。
遠隔操作できる機能などは全く使うつもりもない上、頻度も間違いなく少ないのでほとんどの方には不要です。
ただもし望遠レンズなど重めのレンズを搭載したい場合は「RS3 PRO」もアリだと思います。
【DJI RS3 映像作例】 Canon R5 + RF14-35
- ジンバル:DJI RS3
- カメラ:Canon R5
- レンズ:RF14-35(広角ズーム)
- カメラ内手ぶれ補正OFF
- 動画編集時でのブレ補正もなし
こちらが実際に「DJI RS3」で撮影した映像になります。
カメラそのもののブレ補正もオフにして撮影しております。
(Canon R5はカメラのブレ補正をオンにすると微振動が入る傾向があるためオフにした。)
DJI RS2に比べてカメラのブレ補正が秀逸だと思った。
ここ個人的に一番気に入ったポイントです。
ここ2年ほどずっとDJI RS2とCanonR5を使い続けてきましたが、ずっと不満点がありました。
それは「Canon R5」はジンバルに乗せて運用すると、独自の微振動が入ってしまうこと。
これはジンバルが悪いというより、Canonのカメラが悪いです。
「SONYα7Ⅲ」などと比べると、ジンバルなどの動きに対してCanonのカメラはどうしても変な微振動が入ってしまうのです。
DJI RS2+Canon R5だと微振動が入りやすい
少し分かりにくいかもしれませんが、「DJI RS2+Canon R5」の映像作例です。
それなりに気を遣いながらジンバル歩きをしても、「ブルブルッ」と動画が微振動してしまいます。
他の有名ジンバリストもCanon R5の微振動について言及
これ、私の歩き方が未熟なことがあるとは思いますが、他にもジンバリストとして有名な「よっちゃんの宇宙カメラ」でも同様の指摘をされていたのでホッとしました。
Canon R5の致命的欠点については以前の動画でも語ってます。

話はズレたが、DJI RS3にしてCanon R5の微振動が明らかに軽減された。
話がDJI RS3ではなく、カメラの微振動問題にばかり言及してしまいましたが、何を言いたいかと言うと、DJI RS3にして明らかに微振動部分のブレが軽減されたということです。
結論、DJI RS3に買い換えて良かった。
- ジンバルのブレ補正がDJI RS2より良くなった
- 電源オフでロックがかかるのは確かに便利
- ジンバルが200g軽くなった
というわけで買う前はかなり迷いましたが、DJI RS3に買い換えてよかったと思いました。
あれこれ便利になったポイントはありますが、ブレ補正が優秀になったと感じたのは本当によかったです。
ジンバルはカメラのブレを軽減してこそなんぼですからね。