【SONY α7IVレビュー】動画機としてのブレ補正優秀さを語りたい
この記事ではSONYのフルサイズミラーレス「SONY α7Ⅳ」の使い勝手を徹底的にレビューしていきます。
【前提情報】レビューする私自身のこだわり
ここからレビューしていく上で、レビューする私自身の情報をお伝えします。
YouTubeチャンネル「異世界ひとり旅」で「Canon R5+DJI RS3」を使って、日本の絶景映像を撮影しております。
どんな映像を撮影しているかは、こちらの動画をご覧ください。
1日で約7時間ほど、10キロ以上歩いて映像を撮影することもあります。
こだわりは「手ブレのない映像を撮影すること」
私のこだわりは地上でもドローンのような滑らかな映像を撮ること!!
地上でもまるでドローンで撮影したかのように滑らかな映像を撮影することにこだわっております。
またメイン機材は「Canon R5」を使ってますので、CanonとSONYを実際に使い比べてみた私なりの感想をお伝えしていきます。
そもそもどのメーカーのカメラブランドを使うべきか悩んでいる人にもお役に立てればと思います。
SONYα7Ⅳで私が撮影した動画作例と設定
- カメラ:SONYα7Ⅳ
- レンズ:Vario-Tessar16-35mm
- ジンバル:DJI RS3
- カメラ設定:4K24fps
- クリエイティブルック:FL(フィルムライク)
- 動画は編集で8Kにしてます
- 場所:白川郷
上記動画は「SONYα7Ⅳ+DJI RS3」を使って実際に私が撮影した動画になります。
ロケーションは「白川郷」です。
手ぶれ補正はCanonR5より優秀
CanonもSONYもどちらも優秀な手ぶれ補正を謳い文句にしております。
しかしカタログスペックを見ても、実際にそれぞれ使い比べてみないとわからない部分が多いもの。
ジンバル運用、動画撮影での手ぶれ補正に関しては、SONYが優秀だと感じました。
Canonの手ぶれ補正「動画電子IS」は使っている印象として、三脚固定や手持ち撮影でブレをフォローしてくれる印象。
別記事でも語りましたが、なんというかジンバル運用だと「微振動」が入りやすく、「こんにゃく現象」を起こしやすいんですよね。
それでも発売から2年ほど経過し、度重なるファームウェアでどんどんブレ補正に関しては改善していることを感じます。
ただSONYとCanon、両方使い比べてみてSONYの方が動画機材としては一歩ユーザーのニーズを理解して設計しているのかなと感じました。
クリエイティブルックがカラグレ初心者にはありがたい
あと「SONYα7Ⅳ」や「SONYαⅠ」辺りから搭載された「クリエイティブルック」。
これがかなり便利だと思いました。
カメラに内蔵されている「カラープリセット」たちです。
10種類あるみたいなのですが、おそらく一番人気は「FL:フィルムライク」でしょう。
私もこの機能を試してみたいという思いがあって、SONYα7Ⅳを使ってみたところがあります。
散々いろんな映像を撮影しておきながら、カラーグレーディングのことは正直全くわからない私にとっては手軽に雰囲気のある色作りをしてくれるのは本当にありがたいです。
Canon機にも、風景・ポートレート・ナチュラルなど雰囲気に合わせた撮影モードは用意されてますが、SONYの「クリエイティブルック」の方が一歩抜きん出ている印象です。
もちろん本格的にカラーグレーディングしている人にとっては、ちょっとチープに感じる部分はあると思います。
しかし「SONYα7Ⅳ」は「SONYα7Ⅲ」に変わる新しいスタンダードモデルとなるカメラ機材。
動画初心者からプロの人まで存分に使いこなせるカメラになってると思います。
SONYα7SⅢの方がよさげ、欠点は4K24fpsまで
SONYα7Ⅳは4K60fpsでも撮影できますが、そこまでfpsを上げると画面が大きくクロップされてしまうことです。
ですので実質的に使えるfpsは24fpsまでかなという印象。
(クロップされたことを上手に活用することもできると思いますが・・・)
私は主にジンバルに搭載して歩き撮りするのですが、歩行速度が早くなったりカーブを曲がるときに24fpsだと映像に対する違和感が生じてしまいます。
普段はCanonR5の8K30fpsで撮影してますが、60fpsとまではいかなくてもせめて30fpsまで設定を上げることができれば助かると思いました。
価格的に「SONYα7SⅢ」の方が高く設定されてますが、上手に棲み分けされていると感じましたね。
「SONYα7Ⅳ」はメーカーの打ち出したとおり、フルサイズミラーレスの「スタンダード」的な立ち位置で「SONYα7Ⅲ」からツーランクほど性能がアップしたという印象でしょうか。